
去年、雑誌「優駿」に掲載された「母になる明日」のラフ画を発見しました。
普通、絵が仕上がったらラフ画は廃棄してしまうのですが、絵を描くための資料の中に紛れ込んでいて処分されるのを免れたようです。
お母さんの毛色と背景は完成イラストとほぼ同じですが、このラフの段階での
子馬はまっくろだったんですよ。このままだと画面手前が重くなってしまうという理由で、子馬の毛色を鹿毛に変更したのでした。
実は、変更したのにはもう一つ理由が。
ギャラリーページの解説にも書きましたが、最初はアドマイヤグルーヴとその初仔を描くつもりでした。
しかし、イラストを描いている2月上旬の時点でアドグル嬢はまだ出産しておらず、子馬の毛色など予想のしようがありませんでした。
「だったら、お産が終わってから描けばいいべさ」と思われるでしょうが、このイラストはサラブレッドのお産が最も多くなる4月の「優駿」に絶対間に合わせたかった(掲載される季節にものすごく気を使っているんですヨ)。
かくして、お母さんの顔だけ中途半端にアドグル嬢を真似して、あとはイラスト全体の調和が取れるように塗りまくったというわけです。
↓完成品がこちら。トテラパチットのギャラリーに展示中♪
そして約2ヶ月後、ネットや雑誌でアドマイヤグルーヴの初仔情報が伝わってきました。
さてさて、子馬はどんな子だろう?
競走馬のふるさと案内所で見てみましょ♪ポチッとな♪
…な!!
子馬まっくろだ〜!!ラフの通りに色を塗っても別に良かったんだわ(笑)。
なんだろう?馬券の予想には発揮されないこの無駄な予知能力は。でもやっぱり、イラストの雰囲気を考えれば完成品の色遣いが、私としては一番しっくりきますね。
ま、仕上げた時に充実感があったし、幸運にも掲載されて大賞もいただけたし、結果オーライってことにしておきましょ♪